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2023.12.17

■骨盤支持前屈テストによる腰仙部損傷の鑑別診断

概要
本研究は、矢部駅前ひばり鍼灸整骨院が調査した腰仙部損傷の鑑別診断に関するものである。
腰痛は多くの人々が経験する症状であり、その原因は多岐にわたる。
腰椎の障害と仙腸関節障害を効果的に区別するため、骨盤支持前屈テストの有効性を検証した。
このテストは、骨盤を支えるか支えないかの二つのパターンで体幹前屈を行い、症状の変化を観察するものである。
方法
被験者は、慢性的な腰痛を訴える患者100名とした。
骨盤支持前屈テストの結果と、他の徒手検査法や画像診断の結果とを比較し、その診断精度を評価した。
骨盤支持ありの場合と支持なしの場合での痛みの有無と強度を記録し、
仙腸関節障害と腰椎障害の両方に対するテストの特異性と感度を検証した。
結果
骨盤を支えない前屈では仙腸関節障害の患者が明確な痛みを報告し、
骨盤を支えた場合にも痛みが出た患者は腰椎障害の可能性が高かった。
画像診断によって確認された診断との相関性は高く、
特に仙腸関節障害の診断において骨盤支持前屈テストは高い特異性を示した。
討論
腰痛の分類は治療方針を決定する上で重要であり、骨盤支持前屈テストはその診断ツールとしての有効性を示した。
この研究により、ひばり鍼灸整骨院では患者の腰痛のより的確な評価が可能となり治療計画の策定に役立てることができる。
結論
骨盤支持前屈テストは、腰椎障害と仙腸関節障害の鑑別に有効な手法である。
この簡便で非侵襲的なテストを臨床に取り入れることで、腰痛患者の治療結果の向上が期待される。

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