ブログ

ブログ

2023.03.07

■踵骨骨端症(別名:セーバー病、シーバー病)について

成長期のお子様がかかとの部分の痛みを訴えることはないでしょうか?
発育期の子供の弱い踵骨骨端部(かかとの骨)に運動などで負荷がかかり、
そこにアキレス腱の引っ張る力が持続的に加わることで踵骨に血流障害が起こり、
さらにストレスが集中することで炎症を発症して痛みを感じます。
原因はかかとの骨の形成がまだ出来上がっていないのに加え、
オーバーユースと言われる『運動を急に始めた』『急に練習量が増えた』などの
過度な負担が主な原因になります。
使いすぎだからといって休ませただけでは再発するケースもあります。
特徴としては
・10歳前後の男児に多くみられる(女児の2倍)
・スポーツを盛んに行っている
・足のアライメントに異常を持っている(偏平足、内反足、外反足)
などが特徴にあり
症状は
・踵の痛み、腫れ(運動後にジーンとする)
・かかとを押すと痛い
・歩くと痛いので、つま先立ちになるなどが挙げられます。
少しでも当てはまる方は早めにケアしましょう。
シーバー病のセルフケア方法
・ふくらはぎとアキレス腱の伸張性が低いとかかとの骨が引っ張られて痛みが出現してしまうので
ストレッチをして柔軟性を上げましょう!
※小5.6年生の時に成長過程で筋肉が硬くなってきます。
・足の裏の筋肉をほぐしましょう
足底のアーチがないと足の裏で衝撃を多く受けてしまいます。
少しでも負担を軽減させるためテニスボールを足の裏でコロコロ90秒ほど転がす。
※痛みがひどい場合は中止しましょう。
運動を中止しても痛みが改善しない場合や再発を繰り返すようであれば、
姿勢やフォームの未熟さが原因になっているかもしれません。
間違ったフォームでスポーツを行っていると、シーバー病だけでなく、
さまざまなスポーツ障害の原因になるので注意が必要です。
当院では痛みが出始めの場合は練習量を調節などでスポーツを続けながら
治療を行うことが出来る場合がありますが、
歩くだけでも痛みが出る場合などは運動の禁止を推奨する場合がありますので
ご了承ください。

参考文献:踵骨骨端症発生要因としての腱弾性特性の評価

アクセス

ACCESS
電車でお越しの方

相模原駅の南口を出て右手(橋本方面)にある「相模原一丁目」信号を右に曲がり、氷川通りを直進します。 「清新一丁目信号」を通り過ぎると左手に見えます。(徒歩7分)

お車でお越しの方

国道16号「清新」の信号を氷川神社方面に向かい、「氷川神社前」信号を右折、「清新北」信号を通り過ぎてすぐに右手に当院が見えます。(左手に駐車場あり)