ブログ

ブログ

2023.09.08

■半月板損傷とは

1. はじめに
半月板は、膝関節の内側および外側に位置する丸い軟骨組織であり、関節の安定性と衝撃の吸収を助ける重要な役割を果たしています。
本稿では、半月板損傷のメカニズム、原因、そして治療選択のエビデンスに基づいた最新の知見を提供します。
2. 半月板損傷の原因とリスク
半月板損傷の主な原因は、スポーツなどの活動による突然の負荷や、繰り返しの膝の使用に起因する長期的な負担です。
特に、旋回や急激な方向転換を伴うスポーツでは、捻り運動が大きなストレスを半月板に加える可能性があります。
高齢化に伴い、軟骨組織の変性が進行するため、半月板の損傷のリスクも増加します。
さらに、既存の膝関節症の患者は半月板損傷のリスクが高まることが確認されています。
3. 治療方法
3.1. 保存治療: 軽度の半月板損傷には、自己治癒の可能性があります。
この場合、適切な休息と物理療法や運動療法を組み合わせることが推奨されます。
エビデンスに基づくと、早期のリハビリテーションは関節の動きを改善し痛みを軽減することが確認されています。
当院では各物療、運動療法などでフォームの改善などを行っております。
3.2. 手術治療: 中度から重度の損傷には、手術的介入が必要となる場合があります。
手術方法には、半月板縫合術、半月板切除術、および半月板置換術があります。半月板切除術は、
患部の痛みや不快感を軽減し関節の機能を迅速に改善する可能性があります。
一方、半月板縫合術や置換術は、長期的な関節の健康を維持し、関節変形や関節炎の発生を予防する効果が確認されています。
3.3. 薬物療法: 炎症や痛みの軽減を目的として、非ステロイド系抗炎症薬や痛み止めが用いられることがあります。
4. まとめ
半月板損傷は膝関節に関する一般的な問題であり、損傷の程度や原因に応じて適切な治療法が必要です。
MRI診断などの先進的な画像診断技術を活用して損傷の程度を正確に評価し、
専門家と共同で最適な治療プランを立てることが重要です。

アクセス

ACCESS
電車でお越しの方

相模原駅の南口を出て右手(橋本方面)にある「相模原一丁目」信号を右に曲がり、氷川通りを直進します。 「清新一丁目信号」を通り過ぎると左手に見えます。(徒歩7分)

お車でお越しの方

国道16号「清新」の信号を氷川神社方面に向かい、「氷川神社前」信号を右折、「清新北」信号を通り過ぎてすぐに右手に当院が見えます。(左手に駐車場あり)