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2022.08.28

■シンスプリントについて

シンスプリント(ShinSplint)という症例はご存じでしょうか。
Shinはスネ
Splintはランナーの意です。
普段から活動的な方に発症し、名前の通りランナーに多いのも特徴的です。
実はシンスプリントは正式な病名ではなく、運動時のふくらはぎの痛みを表す言葉で
現在ではシンスプリントではなくMTSS(Medial tibial stress syndrome)と呼ばれております。
症状としては走ったり、ジャンプするとスネの内側に痛みが出ます。
初期症状としてはスネの内側を軽く押すと痛みが出現し、徐々に運動時の痛みなどが出て、悪化すると疲労骨折にも繋がります。
最も大切になのは悪化する前の予防になります。
このブログでは身体の状態をセルフチェックできる検査法を2つご紹介します。
①Shin Palpation Test
⇒脛の後内側付近を押してみて痛みがあれば陽性です。
②Shin Edema Test
⇒脛の内側を5秒間軽く圧迫してください。指を離した時に痕が残る(皮膚が凹む)と陽性です。これは浮腫を見る検査になります。
この2つの検査でわかることは、
①の検査で陽性の場合は今後MTSS(シンスプリント)の発症率が63倍(1)
②の検査が陽性の場合は今後MTSS(シンスプリント)の発症率が1倍(1)になるといわれています。
(1) Phil Newman etal: Two simple clinical tests for predicting onset of medial tibial stress syndrome: shin palpation test and shin oedema test Br J Sports Med. 2012 Sep;46(12):861-4.
その為これらの検査で陽性になる前に(特に②の検査)治療や予防することが重要です。
MTSSになる要因は多いので今回は一部記載します。
・運動量の増加
・体重の増加
・オフシーズン明けの急な走り込み
・足首の硬さ
などが挙げられます。
特に大事なのが足首の柔軟性と体重コントロールです。
当院では個々に合わせた予防法を提案しております。脛の内側の違和感ある方は、痛みが強くなる前に一度ご相談下さい。

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