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2022.10.01

■アイシングは治癒を遅らせる?

皆さんも運動中の怪我で痛めた際に「とりあえずアイシングしておいて」と
一度は言われた経験があると思います。
私自身も以前はは運動中の怪我はアイシングをしていました。
アイシングの目的や効果といえば
・怪我の治りを早くするため
・悪化させないため
・痛みを和らげるため
とされております。
しかしながら実際のところアイシングで怪我の治りが早くなるというエビデンスはハッキリとされていません。
むしろアイシングで怪我の治りが鈍化するケースも神戸大学の研究グループにより明らかになってきました。
私自身の見解としてはアイシングを過度に行うより挙上や圧迫の処置の優先順位が高いとしています。
※詳細、理由などは今回割愛します。
ちなみに私は現場ではアイシングするとしても5分程度にしております。
また挙上はどこでも簡単にできるのがメリットであり包帯などによる圧迫には出血を抑える効果が期待できます。
まずはこれを最優先に行い応急処置とします。その後は放置せず直ぐに医療機関を受診するのが大切です。
当院では治療に加えこのような応急処置のやり方なども指導しておりますので、是非ご相談ください。

論文情報

タイトル
Icing after eccentric contraction-induced muscle damage perturbs the disappearance of necrotic muscle fibers and phenotypic dynamics of macrophages in mice
DOI:10.1152/japplphysiol.01069.2020
掲載誌
Journal of Applied Physiologyより引用

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