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■【自律神経に効く】頭への鍼で乱れた神経を整える方法
「疲れが抜けない」「眠れない」「頭が重い」——
それ、自律神経の乱れが原因かもしれません。
今回は、病院ではなかなか改善しない不調に対し、
鍼灸の中でも“頭に鍼を打つ”ことでアプローチする方法をご紹介します。
自律神経と頭部の関係を明らかにしながら、改善への一歩を踏み出してみませんか?
1. 自律神経とは?乱れるとどうなる?
2. 頭と自律神経の意外な関係
3. 頭への鍼治療とは?
4. 自律神経を整えるための鍼の効果
5. よくある症状と当院での対応例
6. 他の施術法との違いと組み合わせ
7. よくある質問(FAQ)
8. まとめ
9. ご予約・お問い合わせはこちら

1. 自律神経とは?乱れるとどうなる?
「なんとなく調子が悪い」「疲れが取れない」「夜になっても眠くならない」——
そんな症状に心当たりはありませんか?
これらは、自律神経の乱れが原因かもしれません。
自律神経とは、自分の意思とは関係なく体の機能を調整してくれている神経のこと。
たとえば、呼吸・心拍・血圧・消化・体温調節など、私たちが無意識に行っている体の働きのほとんどは、この自律神経のはたらきによって支えられています。
自律神経には大きく分けて2種類あります。
・交感神経(活動モード)
・副交感神経(リラックスモード)
交感神経は、朝起きて活動するときに優位になります。
心拍を早め、筋肉に血流を送って「戦う・逃げる」ための体制を整える役割があります。
一方で副交感神経は、リラックスしたり眠ったりするときに優位になる神経です。
内臓の動きを活発にしたり、傷んだ細胞を修復したりと、心と体を回復させる働きを担っています。
この2つの神経はシーソーのようにバランスを取りながら24時間働き続けており、そのバランスこそが「健康の土台」と言っても過言ではありません。
しかし、現代人の生活はこの自律神経のリズムを崩しやすい環境にあります。
当院は開業して16年になりますが、この間に私たちの生活環境は大きく変化しました。
女性の社会進出が進み、仕事と家庭の両立で慢性的なストレスを抱える方が増加。
また、スマートフォンの普及やパソコン作業の増加により、脳と目が絶えず刺激を受けている状態が続いています。
現場にいると、この16年間で「明らかに自律神経が乱れやすい環境になってきた」と強く感じます。
さらにこの10年ほどで増えているのが、睡眠の質の低下やストレスの慢性化、そして夏や冬の異常気象による気温の変動です。
気候の不安定さは体温調整をつかさどる自律神経に直接影響を及ぼし、体のだるさや不眠、頭痛といった症状を引き起こす一因にもなっています。
こうした要因が重なり合い、交感神経ばかりが優位になって「戦闘モード」の状態が続くと、
夜になっても眠れない、疲れが回復しない、頭痛や胃腸の不調が出る…というような状態に陥りやすくなるのです。
このような状態を「自律神経失調症」と呼び、以下のような症状がみられることが多くあります。
- ・頭痛、めまい、耳鳴り
- ・慢性的な疲労感、倦怠感
- ・不眠(寝つきが悪い/途中で起きる)
- ・動悸、息切れ、息苦しさ
- ・胃痛、下痢、便秘などの消化器症状
- ・肩こり、筋肉の緊張
- ・イライラ、不安感、集中力低下
症状は多岐にわたり、しかも検査をしても異常が見つからないため、本人にしか分からないつらさが伴うことも少なくありません。
大切なのは、「気のせい」や「年齢のせい」と片付けず、
自律神経の乱れが関係している可能性を知ること、そして適切なケアを行うことです。
次の章では、この自律神経と“頭”がどのように関係しているのかを掘り下げていきます。
2. 頭と自律神経の意外な関係
自律神経の乱れが全身の不調につながることは、第1章でお伝えした通りです。
では、その自律神経と「頭」との関係性をご存じでしょうか?
実は、頭部には自律神経のバランスに深く関わる“鍵”がいくつも存在しています。
その理由は大きく分けて3つあります。
① 自律神経の中枢が“頭の中”にある
② 頭部は“ストレスの影響”を受けやすい部位である
③ 頭部の緊張が“全身の筋緊張や血流”に影響を及ぼす
それぞれ詳しく解説していきましょう。
【① 自律神経の中枢は脳にある】
自律神経の働きをコントロールしているのは「視床下部(ししょうかぶ)」という脳の一部です。
この視床下部は、ホルモン分泌・体温調整・睡眠リズムの制御など、生命活動の中心的な役割を担っています。
つまり、脳の状態がそのまま自律神経の状態に影響する、ということです。
ストレスや睡眠不足で脳が疲れてしまうと、自律神経の働きも一気に乱れてしまいます。
そしてそれが「眠れない」「胃腸が不調」「イライラする」といった症状につながっていきます。
—
【② ストレスは“頭”に集まる】
慢性的なストレスを感じていると、「頭が重い」「ぼーっとする」「締め付けられるような感覚」など、
いわゆる“頭の不快感”を訴える方が増えてきます。
実際、当院でもそうした訴えがある方の多くに「側頭部」や「後頭部」「頭頂部」に強い緊張がみられます。
筋肉というよりも、皮膚のすぐ下にある「筋膜」や「頭皮の張り」が硬くなっており、まさに“脳疲労のサイン”とも言える状態です。
これは、交感神経が常に優位になることで、頭部の血管が収縮し、血流が悪化している証拠でもあります。
【③ 頭の緊張は“全身”に波及する】
頭部は体の最上部にあり、常に重力に逆らって支えられている構造です。
そのため、頭部の筋肉や筋膜が硬くなると、それを支える首・肩・背中にも緊張が波及します。
結果として、肩こり・首のこわばり・呼吸の浅さなどを引き起こす要因となります。
さらに、頭部は「迷走神経」「副神経」など、重要な脳神経の出口に近い場所でもあります。
これらの神経は自律神経と深い関わりを持っているため、頭の緊張が神経に微細な圧迫を加えることで、
全身の自律神経バランスに影響を与える可能性があるのです。
当院では、こうした“頭と自律神経のつながり”を重視し、
問診時に「頭の緊張」や「脳疲労のサイン」を評価したうえで、必要に応じて
頭部への鍼(とうぶしん)という専門的な施術を行っています。
また、当院の月例研究会では、スタッフ全員で頭蓋の調整法や自律神経にアプローチする手法について学びを深め、臨床に反映しています。
こうした取り組みは、表面的なリラクゼーションだけでなく、根本的な不調改善を目指すための私たちの姿勢そのものです。
次章では、この「頭への鍼治療」がどのように行われるのか、どのようなツボを使うのかをご紹介していきます。
3. 頭への鍼治療とは?
「頭に鍼を刺す」と聞いて、驚かれる方も多いかもしれません。
しかし実際には、頭への鍼治療は自律神経のバランスを整えるための重要な手段として、
近年とくに注目されています。
鍼灸では、東洋医学における「経絡(けいらく)」という概念を用い、体内の気(エネルギー)の流れを整えることで、自然治癒力を高めていきます。
そして、その経絡に点在する「経穴(けいけつ)=ツボ」に鍼を打つことで、体に微細な刺激を与え、神経系やホルモン系に働きかけるのが基本的なアプローチです。
【頭部の鍼は“神経系へのアプローチ”】
頭部には、特に自律神経に関連するツボが集まっています。
例を挙げると:
・百会(ひゃくえ):頭頂部にあり、交感神経と副交感神経の調整点とされる
・神庭(しんてい):額の中心に近く、不眠や不安感に使用されることが多い
・印堂(いんどう):眉間にあるツボで、精神安定や緊張の緩和に有効
・風池(ふうち)/天柱(てんちゅう):後頭部に位置し、首の緊張や自律神経症状の緩和に用いられる
これらのツボに微細な鍼刺激を加えることで、
過度に働きすぎている交感神経を鎮め、眠りやすい状態や安心感を引き出すことが期待できます。
【刺激は浅く、優しいものが中心です】
「頭に鍼を刺すのは怖い」という声も少なくありませんが、実際の施術は非常に繊細で優しい刺激です。
頭皮の下には大きな筋肉が少ないため、1〜5ミリ程度の深さに極細の鍼を用い、ごく浅くアプローチします。
痛みはほとんど感じず、「気持ちよくて寝てしまった」という方もいらっしゃるほどです。
また、当院ではすべて滅菌・使い捨ての鍼を使用していますので、衛生面でもご安心いただけます。
【なぜ鍼が効くのか?】
科学的にも、鍼刺激には以下のような効果があることが分かってきています。
・迷走神経を介して副交感神経を優位にする
・脳内でエンドルフィン(鎮静ホルモン)やセロトニン(精神安定ホルモン)が分泌される
・脳波にリラックス状態(α波)の増加が見られる
・筋膜や頭皮の緊張が緩み、血流が改善される
これらはすべて、自律神経のバランスを整えるために必要な条件です。
当院のスタッフは全員国家資格を有しており、臨床経験も豊富です。
また、月例研究会では頭部や脳神経に関する最新知見を継続的に学び、施術の質を高め続けています。
「病院では異常がないと言われたけれど、なんとなくずっと調子が悪い」
そんなあなたにこそ、頭への鍼治療はひとつの希望になり得るかもしれません。
次章では、実際にどんな症状が当院に多く来院され、どう改善していったのか——
具体的な例を交えながらご紹介していきます。

4. 自律神経を整えるための鍼の効果
「鍼で本当に自律神経が整うの?」
この疑問をお持ちの方も多いと思います。
結論から言えば、鍼は“自律神経の調整”に非常に有効なアプローチです。
とくに、過剰に交感神経が優位になっている現代人にとって、
鍼によって副交感神経を引き出すことは、心身の回復に直結します。
—
【副交感神経を優位にする作用】
鍼刺激によって、脳は“安心した”と感じる信号を受け取ります。
すると、以下のような生理反応が起こります:
・心拍数の低下
・血管の拡張による血流改善
・呼吸の深まり
・胃腸の働きが活発になる
・筋肉の緊張が緩む
・眠気や安心感の出現
これらはすべて副交感神経が働き始めたサインです。
つまり、鍼刺激は「身体にリラックスしていいよ」と伝えるスイッチのような役割を果たすのです。
—
【科学的エビデンスも増えてきています】
近年では、鍼が自律神経に与える影響についての研究も多数報告されています。
たとえば:
– 心拍変動(HRV)という指標で、鍼施術後に副交感神経の活動が優位になることが示された研究
– 鍼が迷走神経の反射経路を活性化し、ストレス耐性や情緒安定に寄与することを示唆する報告
– 脳波測定において、鍼刺激中にα波の増加・β波の減少が確認された例
これらのデータは、「鍼がなんとなく効く」ものではなく、
神経生理学的にも根拠のあるアプローチであることを裏付けています。
—
【当院での改善例】
実際に、当院に来院された方々からも以下のようなお声をいただいています:
・「眠れるようになったのは鍼を受けてからです」(30代女性・不眠症)
・「自律神経の検査で交感神経優位と出たが、今は正常値になった」(40代男性)
・「人混みに行くと動悸が出ていたが、それが出なくなった」(20代女性・パニック症状)
・「肩こりが減っただけでなく、朝起きた時の倦怠感がなくなった」(50代男性)
こうした改善の背景には、単に鍼を打ったからではなく、
「どのタイミングで」「どの部位に」「どの深さ・角度で」刺激を加えるかという
経験と評価力に基づいた施術設計があります。
—
【継続で見える変化】
自律神経のバランスは、1回の施術で劇的に変わるというよりも、
徐々に乱れにくい状態をつくっていくという視点が大切です。
多くの方が初回から“頭の軽さ”や“眠気”を感じ、
2~3回目で「深く眠れるようになった」「胃の調子がよくなった」と実感されます。
月2回のペースで通院される方が多く、1~2か月の継続で体質的な変化を感じ始める方も少なくありません。
当院では、初回のカウンセリング時に自律神経の状態を丁寧に評価し、
その方に最適なペースと方法をご提案しています。
「何をしても疲れが取れない」
「頭では頑張りたいのに、体がついてこない」
そんな方は、自律神経が悲鳴をあげているサインかもしれません。
鍼治療は“自律神経のリセットボタン”として、多くの方の健康を取り戻す一助となっています。
次章では、実際にどんな症状でお困りの方が当院を訪れ、どのように対応しているのか、具体的な事例をご紹介します。
5. よくある症状と当院での対応例
当院には、「検査では異常がないけれど、つらい症状が続く」というお悩みで多くの方が来院されています。
特に、頭と自律神経に関係する症状に悩む方が年々増えているのを現場で実感しています。
ここでは、代表的な症状と、それに対する当院の対応例をご紹介します。
【① 不眠・寝つきの悪さ・途中覚醒】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・ベッドに入っても眠れない
・何度も夜中に目が覚める
・眠っても疲れが取れない
▶ 対応のポイント:
・百会、神庭、印堂など、頭部にある副交感神経活性化のツボを中心に施術
・首の緊張を取り除く鍼と手技療法を併用
・呼吸が浅い方には横隔膜や胸郭にもアプローチ
▶ 改善の傾向:
2〜3回の施術で「寝つきが良くなった」と感じる方が多く、
1〜2か月の継続で「中途覚醒が減り、朝の目覚めが楽になった」との報告も。
【② 頭痛・頭重感・脳疲労】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・午後になると頭が重くて集中できない
・こめかみや後頭部がズキズキ痛む
・病院で検査しても異常なしといわれた
▶ 対応のポイント:
・側頭部や後頭部の筋膜リリース
・風池、天柱、完骨などの頭部・頚部ツボに鍼刺激
・目の使い過ぎによる「眼精疲労」も同時にケア
▶ 改善の傾向:
頭痛薬を使う頻度が減った/仕事中の集中力が戻ったという声が多数。
とくにPC業務やスマホ時間が長い方には即効性が見られることも。
【③ めまい・ふらつき・緊張感】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・立ち上がるとクラッとする
・人混みや会議中に急に息苦しくなる
・理由もなく不安になる/交感神経優位の状態が抜けない
▶ 対応のポイント:
・耳周囲のツボ(聴宮・翳風・完骨)や側頭筋の緊張緩和
・自律神経の安定化を目的とした頭部鍼+全身施術
・呼吸指導や生活リズムのアドバイスも併用
▶ 改善の傾向:
交感神経の興奮状態が和らぎ、「外出できるようになった」「職場に戻れた」という方も。
精神科薬との併用も問題なく、主治医との連携も大切にしています。
【④ 胃腸の不調・食欲不振】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・胃がキリキリ痛む、または重い
・食べられない/食べてもすぐ満腹になる
・下痢と便秘を繰り返す
▶ 対応のポイント:
・みぞおち〜腹部の緊張を観察し、背部や頭部から自律神経を調整
・腹部に鍼を直接刺さず、遠隔刺激(頭、背中、足のツボ)で反応を引き出す
・必要に応じて内臓マニピュレーションを実施
▶ 改善の傾向:
2週間程度で食欲が戻ったというケースもあり。
“内臓は頭とつながっている”という東洋医学の考えを活かした施術が奏功しています。
【⑤ 疲れやすい・集中力が続かない】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・常にだるい
・やる気が出ない
・集中しようとしても意識が散ってしまう
▶ 対応のポイント:
・後頭部・首・背中の筋緊張をゆるめる施術+頭部鍼
・背骨の可動性を確認し、必要に応じて体幹部のアプローチ
・副腎疲労や慢性ストレスとの関連も考慮して施術設計
▶ 改善の傾向:
1回で「頭がスッキリした」と感じる方も多く、週1ペースで3~4回継続すると
「体力が戻ってきた」「前よりポジティブに考えられるようになった」との声をいただいています。
当院では、症状だけを見るのではなく、“自律神経の背景にある生活・体の癖・メンタル”を包括的に捉えることを大切にしています。
施術と同じくらい、ヒアリングと対話、生活指導も重視しながら、再発しにくい体づくりをサポートします。
次章では、これらの施術が他の方法とどう違い、どんな組み合わせがより効果的かをご紹介していきます。
5. よくある症状と当院での対応例
当院には、「検査では異常がないけれど、つらい症状が続く」というお悩みで多くの方が来院されています。
特に、頭と自律神経に関係する症状に悩む方が年々増えているのを現場で実感しています。
ここでは、代表的な症状と、それに対する当院の対応例をご紹介します。
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【① 不眠・寝つきの悪さ・途中覚醒】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・ベッドに入っても眠れない
・何度も夜中に目が覚める
・眠っても疲れが取れない
▶ 対応のポイント:
・百会、神庭、印堂など、頭部にある副交感神経活性化のツボを中心に施術
・首の緊張を取り除く鍼と手技療法を併用
・呼吸が浅い方には横隔膜や胸郭にもアプローチ
▶改善の傾向:
2〜3回の施術で「寝つきが良くなった」と感じる方が多く、
1〜2か月の継続で「中途覚醒が減り、朝の目覚めが楽になった」との報告も。
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【② 頭痛・頭重感・脳疲労】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・午後になると頭が重くて集中できない
・こめかみや後頭部がズキズキ痛む
・病院で検査しても異常なしといわれた
▶ 対応のポイント:
・側頭部や後頭部の筋膜リリース
・風池、天柱、完骨などの頭部・頚部ツボに鍼刺激
・目の使い過ぎによる「眼精疲労」も同時にケア
▶ 改善の傾向:
頭痛薬を使う頻度が減った/仕事中の集中力が戻ったという声が多数。
とくにPC業務やスマホ時間が長い方には即効性が見られることも。
—
【③ めまい・ふらつき・緊張感】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・立ち上がるとクラッとする
・人混みや会議中に急に息苦しくなる
・理由もなく不安になる/交感神経優位の状態が抜けない
▶ 対応のポイント:
・耳周囲のツボ(聴宮・翳風・完骨)や側頭筋の緊張緩和
・自律神経の安定化を目的とした頭部鍼+全身施術
・呼吸指導や生活リズムのアドバイスも併用
▶ 改善の傾向:
交感神経の興奮状態が和らぎ、「外出できるようになった」「職場に戻れた」という方も。
精神科薬との併用も問題なく、主治医との連携も大切にしています。
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【④ 胃腸の不調・食欲不振】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・胃がキリキリ痛む、または重い
・食べられない/食べてもすぐ満腹になる
・下痢と便秘を繰り返す
▶ 対応のポイント:
・みぞおち〜腹部の緊張を観察し、背部や頭部から自律神経を調整
・腹部に鍼を直接刺さず、遠隔刺激(頭、背中、足のツボ)で反応を引き出す
・必要に応じて内臓マニピュレーションを実施
▶ 改善の傾向:
2週間程度で食欲が戻ったというケースもあり。
“内臓は頭とつながっている”という東洋医学の考えを活かした施術が奏功しています。
—
【⑤ 疲れやすい・集中力が続かない】
▶ こんな悩みの方が多く来院します:
・常にだるい
・やる気が出ない
・集中しようとしても意識が散ってしまう
▶ 対応のポイント:
・後頭部・首・背中の筋緊張をゆるめる施術+頭部鍼
・背骨の可動性を確認し、必要に応じて体幹部のアプローチ
・副腎疲労や慢性ストレスとの関連も考慮して施術設計
▶ 改善の傾向:
1回で「頭がスッキリした」と感じる方も多く、週1ペースで3~4回継続すると
「体力が戻ってきた」「前よりポジティブに考えられるようになった」との声をいただいています。
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【🔁 施術の“組み合わせ”が鍵になることも】
鍼灸による自律神経へのアプローチは単独でも効果的ですが、
症状や体質によっては他の技術との組み合わせがより効果的な場合もあります。
当院の鍼灸師・谷崎は柔道整復師の資格も持っており、鍼と手技を組み合わせた施術を得意としています。
また、国家資格を持つ他のスタッフと連携してチームで施術にあたることも可能です。
症状やご希望に応じて、ご自身に合ったスタッフを選択していただくことができます。
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当院では、症状だけを見るのではなく、“自律神経の背景にある生活・体の癖・メンタル”を包括的に捉えることを大切にしています。
施術と同じくらい、ヒアリングと対話、生活指導も重視しながら、再発しにくい体づくりをサポートします。
次章では、これらの施術が他の方法とどう違い、どんな組み合わせがより効果的かをご紹介していきます。
6. 他の施術法との違いと組み合わせ
「自律神経を整える方法」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
・薬を飲む
・整体やマッサージを受ける
・運動や瞑想を試してみる
・サプリメントや漢方を取り入れる
いずれも有効な方法ですが、大切なのは「その方法が自分の状態に合っているかどうか」です。
当院では、鍼灸を軸にしつつ、さまざまな施術法を組み合わせることで、個々の症状や体質に応じた最適なアプローチを行っています。
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【鍼灸は“自律神経のスイッチ”に働きかける】
鍼灸の強みは、他の施術と違い、神経・ホルモン・血流など“目に見えない調整機能”に直接働きかけられる点にあります。
例えば、整体やマッサージでは届かないような「脳の疲労」や「内臓の働き」など、
深部の調整が必要なケースでは、鍼灸のほうが適しています。
また、薬と違って副作用がなく、“自然治癒力”を引き出すアプローチであることも、当院が鍼灸を重視する理由のひとつです。
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【整体・手技療法との併用が相乗効果を生む】
筋肉や骨格に強い緊張がある方の場合、鍼だけでは追いつかないこともあります。
そうした場合には、手技療法やストレッチ、関節モビライゼーションなどを併用し、
「可動域の確保」→「神経の通りの改善」→「内臓や感情への反応」という多層的なアプローチを行います。
実際に、鍼施術前に骨盤や背骨の調整を行うことで、鍼の効果がより高まるケースも多く見られます。
—
【呼吸・栄養・生活習慣も視野に入れる】
自律神経は、単に身体の問題だけではなく、
・呼吸の浅さ
・血糖の乱高下
・夜更かしや光刺激
・ストレス思考の癖
など、日常の習慣や心の状態とも深く関わっています。
当院では必要に応じて、呼吸法や睡眠環境の見直し、食生活のアドバイスも行い、
単なる対症療法で終わらせない「根本改善」を目指します。
—
【スタッフの連携による“組み合わせ力”が当院の強みです】
当院の鍼灸師である谷崎は、鍼灸だけでなく柔道整復師の国家資格も保有しており、
筋骨格系アプローチと神経系アプローチを融合させた施術を得意としています。
また、他にも国家資格を持つ専門スタッフが在籍しており、
症状やお悩みに応じてチームで連携しながら最適な施術を提供する体制を整えています。
「鍼だけでなく、少し整体もしてほしい」
「自律神経だけでなく、姿勢も整えたい」
そんなニーズにも柔軟にお応えできます。
もちろん、ご希望に応じてご自身に合った施術者を選ぶことも可能ですので、
初回のカウンセリング時にぜひ遠慮なくお伝えください。
—
「今までいろいろ試してきたけど、なかなか良くならなかった」
そんな方ほど、“組み合わせの視点”と“自律神経への理解”を持つ施術が新たな可能性を開くことがあります。
次章では、患者さまから寄せられるよくある質問(FAQ)にお答えしていきます。
7. よくある質問(FAQ)
はじめて鍼灸を受ける方、自律神経の施術を受けたことがない方から、当院にはさまざまなご質問が寄せられます。
ここでは、特に多いご質問にお答えします。
—
Q1. 鍼は痛くないですか?
A. 鍼というと「痛そう」というイメージがあるかもしれませんが、実際は髪の毛ほどの極細の鍼を使用します。
頭部の鍼はごく浅く刺すため、ほとんど痛みを感じない方が大半です。
「いつ刺されたか分からなかった」「リラックスして寝てしまった」という声も多くいただきます。
—
Q2. どのくらい通えば効果が出ますか?
A. 自律神経の状態や生活習慣によって異なりますが、初回で変化を感じる方も少なくありません。
一般的には週1回のペースで3〜4回受けていただくと、症状や体質の変化を実感しやすくなります。
慢性的なお悩みの方には、月2回の継続通院をおすすめしています。
—
Q3. 鍼で自律神経は本当に整うのですか?
A. 鍼灸は、自律神経の中枢である脳や神経系に穏やかに働きかけることができます。
迷走神経の活性化、脳波の変化、心拍変動(HRV)の改善など、科学的エビデンスも年々増えており、
自律神経の調整に対する有効性は確かなものです。
—
Q4. 施術者はどんな資格を持っていますか?
A. 当院の施術者はすべて国家資格(鍼灸師・柔道整復師など)を保持しています。
経験豊富なスタッフが在籍しており、初めての方にも丁寧なカウンセリングと説明を行った上で施術に入りますので、ご安心ください。
また、鍼灸師の谷崎は柔道整復師資格も持ち、筋骨格と自律神経の両面からのアプローチを得意としています。
国家資格者同士でのチーム連携やスタッフの指名も可能です。
—
Q5. 鍼は保険適用されますか?
A. 原則として自由診療(自費)となります。
ただし、症状によっては医師の同意書がある場合に限り一部保険適用が可能なケースもあります。
詳しくはお問い合わせください。
—
Q6. 子どもや高齢者でも受けられますか?
A. はい、可能です。
小児鍼(刺さない鍼)など、年齢や体質に応じたやさしい施術をご用意しています。
高齢者の方も多く通院されており、「眠りやすくなった」「イライラしにくくなった」といったお声もいただいています。
—
Q7. 着替えは必要ですか?どんな服装で行けばいいですか?
A. 基本的には首〜肩、頭部、背中などを触れやすい服装が理想ですが、
必要であれば施術用の着替えもご用意しておりますので、どんな服装でもお気軽にお越しください。
—
Q8. 通院頻度や施術内容は選べますか?
A. もちろん可能です。
初回カウンセリングでお身体の状態やご希望をしっかり伺い、一人ひとりに合った施術プランを提案いたします。
「鍼は苦手なので整体中心に」「女性スタッフを希望」などのご相談も、遠慮なくお申しつけください。
—
どんな些細なことでも構いません。
施術前には丁寧にご説明し、ご納得いただいてから進めてまいりますので、
不安や疑問があればいつでもご相談ください。
次章では、ここまでの内容を簡単にまとめて振り返っていきます。
8. まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
頭の重さや眠れなさ、説明できない不調——
それらはすべて、「自律神経の乱れ」という見えないバランスの崩れから生じている可能性があります。
現代社会は、スマホやPC、ストレス、人間関係、季節の変化など、
自律神経を乱す要因にあふれています。
特にここ10〜15年の間に、明らかに生活スタイルは変化し、
当院でも「以前より自律神経の乱れに関する相談が増えている」という実感があります。
そんな中、当院が大切にしているのは、
– 頭部や神経にアプローチできる鍼灸の特性を活かすこと
– 筋骨格、呼吸、生活習慣、心理面も含めた多角的な評価と施術を行うこと
– スタッフ間での連携や、患者さま一人ひとりに合わせた柔軟な対応をすること
そして何より、「自分の身体と向き合う時間」を提供することです。
「病院で異常がないと言われたけど、やっぱりつらい」
「誰にもこの不調を理解してもらえない」
「薬ではなく、自分の力で回復したい」
そう感じている方こそ、私たちの施術を受けていただきたいと考えています。
頭に鍼を打つ——
初めは不安に感じるかもしれません。
しかし、実際に施術を受けた方の多くが、「頭がスッと軽くなった」「よく眠れるようになった」と実感され、
心と体の変化に驚かれています。
私たちは、単なる対症療法ではなく、「これからも心地よく生きていける体」を一緒につくるパートナーでありたいと考えています。
—
次章では、実際に施術を希望される方へ向けたご予約・お問い合わせ方法をご案内いたします。
9.ご予約・お問い合わせはこちら
当院では、自律神経の乱れにお悩みの方に向けて、頭部への鍼治療を中心とした専門的な施術を提供しております。
つらい不調に寄り添い、一人ひとりに合った方法で根本改善を目指します。
「鍼灸は初めてで不安…」
「頭に鍼って大丈夫?」
「まずは相談だけしてみたい」
そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。
LINEやお電話、ホットペッパーなどから簡単にご予約いただけます。
【📍当院のご案内】
■ 相模原院
・JR相模原駅南口 徒歩7分/橋本方面から車で約1分
・無料駐車場 5台あり
・住所:〒252-0216 神奈川県相模原市中央区清新1丁目6-1 ドゥ・セゾン1階
・TEL:042-810-0393
・LINE予約:https://lin.ee/sjC2OzH
・ホットペッパー予約:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000602568/
■ 矢部駅前院
・JR矢部駅南口 徒歩1分(駅から見える距離)
・住所:〒252-0232 神奈川県相模原市中央区矢部3丁目1-19 エトワール藤1階
・TEL:042-707-8925
・LINE予約:https://lin.ee/VW7c9v3
・ホットペッパー予約:https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000620544/
【💬予約方法とポイント】
▶ ご希望の方法でご予約ください
- LINE:24時間いつでもメッセージ可能。初回相談や症状のご質問もOK
- ホットペッパー:空き状況が確認しやすく、ネット予約が便利
- お電話:ご不明点がある方や当日予約を希望の方におすすめ
▶ ご自身に合った施術者をお選びいただけます
- 女性スタッフをご希望の方(※現在は矢部院のみとなります)
- 鍼と手技の組み合わせを希望する方
- 鍼灸師・柔道整復師の資格を持つスタッフとの連携を希望される方
ご予約時に遠慮なくお申し出ください。
【🌿まずは一歩、踏み出すだけで変わります】
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アクセス
ACCESS
相模原駅の南口を出て右手(橋本方面)にある「相模原一丁目」信号を右に曲がり、氷川通りを直進します。 「清新一丁目信号」を通り過ぎると左手に見えます。(徒歩7分)
お車でお越しの方国道16号「清新」の信号を氷川神社方面に向かい、「氷川神社前」信号を右折、「清新北」信号を通り過ぎてすぐに右手に当院が見えます。(左手に駐車場あり)






