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2025.04.29

■【肩こりと呼吸の関係】ひばり鍼灸整骨院が提案する“隠れ呼吸性肩こり”改善アプローチとは?

導入文
肩こりの原因は単なる姿勢や疲労だけではありません。現代の生活習慣の中に潜む“呼吸”の問題が、意外にも肩の緊張を助長していることをご存じでしょうか?
ひばり鍼灸整骨院では、こうした「呼吸×筋緊張×自律神経」の関連性に着目し、臨床での治療効果を高めるための施術を行っています。
今回は呼吸の仕方と肩こりの深い関係性、そして解剖学的・生理学的裏付けに基づいた当院のアプローチをご紹介します。
H2-1. 呼吸の乱れが肩こりを生む?|浅い呼吸と補助呼吸筋の代償
日常的に「口呼吸」や「浅い胸式呼吸」が習慣になっている人は少なくありません。このような呼吸パターンでは、横隔膜が本来の力を発揮できず、代償的に胸鎖乳突筋・斜角筋・僧帽筋などの補助呼吸筋が働きすぎることになります。
これらの筋は肩甲帯や頸部を支える役割もあるため、持続的な等尺性収縮によって筋虚血・代謝産物の蓄積が起こり、いわゆる“筋性肩こり”を引き起こします。
とくに胸鎖乳突筋や斜角筋は頸神経叢(C2〜C6)から支配され、頸椎のアライメント不良や神経の過敏化にもつながるため、首こり・頭痛・耳鳴りなどの症状も併発することがあります。
H2-2. 腹圧の低下と姿勢崩れによる肩こり発症メカニズム
横隔膜・腹横筋・骨盤底筋・多裂筋で構成される“インナーユニット”が機能し、腹腔内圧(腹圧)がしっかり保たれていることで、体幹の安定性が維持されます。
しかし、運動不足・呼吸不全・自律神経の乱れによって腹圧が低下すると、背中が丸まり、頭部前方突出(FHP)姿勢となり、肩や首に負担が集中します。
その結果、姿勢性の肩こりや頚部・肩甲帯の過緊張が慢性化する悪循環に陥りやすくなります。
H2-3. 自律神経と筋緊張の悪循環
ストレス・睡眠不足・姿勢不良が続くと、交感神経が過活動状態となり、筋肉の過緊張や血流不全を助長します。副交感神経の要である迷走神経が抑制されると、身体がリラックスしにくくなり、肩周りの筋肉は常に緊張状態に置かれます。
この「交感神経優位→筋緊張→呼吸の浅さ→さらなる交感神経亢進」というループは、現代人の多くが抱える“自律神経型肩こり”の背景です。
H2-4. ひばり鍼灸整骨院のアプローチ|呼吸と肩こりへの統合的治療
当院では、以下のような徒手的アプローチと運動療法を統合的に行っています。
・呼吸指導と横隔膜トレーニング:腹式呼吸を促進し、横隔膜の活性化と副交感神経の働きを高める
・腹圧トレーニング:体幹安定性を高め、姿勢保持筋の負担を軽減
ひばり動画紹介▼
多裂筋トレーニング:姿勢を支える重要なインナーマッスルを鍛え、腰椎の安定性を高めます。
腹斜筋トレーニング:体幹の回旋と安定に寄与し、腹圧の保持をサポートします。
・肩・背中のリリース:筋膜やトリガーポイントを解放し、筋緊張と血流不全を改善
・メカニズムの説明と認知的介入:患者自身が身体の状態を理解し、姿勢や呼吸を意識できるよう指導
・胸郭・頸椎モビライゼーション:可動域を高め、呼吸パターンと神経反射を最適化
・神経促通(facilitation):副神経・横隔神経領域への刺激により神経活動の正常化
・ファシアリリース:終盤に施術することで副交感神経を優位にし、施術効果の定着を促進
・肋間筋・前鋸筋など呼吸筋群への徒手介入:胸郭の動き改善と深い呼吸の回復
・内臓マニュピレーション:内臓の可動性を高め、体内循環と全身恒常性をサポート
H2-5. 鍼灸治療によるアプローチ|全身調整と自律神経への影響
ひばり鍼灸整骨院では、鍼灸治療も統合的アプローチの一環として取り入れています。特に肩こりと関連の深い以下のメカニズムに働きかける効果が期待されます:
・肩・首まわりの筋緊張の緩和:筋の過緊張に直接アプローチし、血流を改善することで慢性的なこりを軽減
・自律神経のバランス調整:経穴(ツボ)刺激によって副交感神経を優位にし、緊張と興奮状態を緩和
・呼吸補助筋・横隔膜領域への間接刺激:呼吸の質を高め、結果的に肩の負担を軽減
また、当院では低刺激かつ高効果を目指した鍼灸技術を導入しており、肩こりのみならず、全身の調整にも効果が期待できます。必要に応じて置き鍼や温灸との併用も行います。
H2-6. 実際の症例紹介|“呼吸”が原因だった肩こりの一例
40代の女性会社員のケースです。長時間のデスクワークにより、姿勢不良が慢性化。初診時の主訴は「慢性的な肩こり」でした。
しかし、胸郭出口部や頚部の触診、体幹の前後屈動作の評価により、胸椎の可動性の低下と浅い呼吸パターンが確認され、「呼吸がうまくできていない」という自覚症状も聞き出されました。
そこで呼吸指導、頚部・胸郭のモビライゼーション、背部の筋膜リリースを含む施術を週1回ペースで実施。4回の通院で肩こりと呼吸のしづらさは大きく改善されました。
このように、見逃されやすい“呼吸の質”にも目を向けることが、慢性肩こりの根本改善には不可欠です。
H2-7. 呼吸改善がもたらす副次効果と健康全般への影響
呼吸が正しく機能するようになると、単に肩こりが改善するだけではなく、身体全体にさまざまな良い影響をもたらします。
副交感神経活性による心拍数・血圧の正常化
正しく深い呼吸は副交感神経の働きを高め、リラックス状態を促進します。これにより心拍数や血圧が安定し、心血管系の健康がサポートされます。
消化器系(特に胃腸・肝臓)の血流促進と機能向上
副交感神経が優位になることで消化器系への血流が促進され、消化吸収機能や肝臓の代謝機能が向上します。慢性的な胃腸の不調にも良い影響が期待できます。
睡眠の質向上・深いノンレム睡眠への移行促進
呼吸改善によって副交感神経優位となると、入眠しやすくなり、さらに深いノンレム睡眠に入りやすくなります。これにより成長ホルモンの分泌が促され、身体の回復力が高まります。
集中力・作業効率アップ(前頭前野血流の改善)
深い呼吸により脳血流が改善されると、前頭前野(判断力や集中力を司る領域)の機能が活性化し、仕事や学習でのパフォーマンス向上につながります。
免疫機能の強化(リンパ系への影響)
呼吸運動により胸郭のポンプ作用が強化され、リンパ液の循環がスムーズになります。これにより免疫細胞の移動・活性化が促進され、感染症予防や免疫力向上に貢献します。
精神安定効果(セロトニン系への間接刺激)
深い呼吸により脳内のセロトニン分泌が促され、精神の安定やストレス耐性が高まります。不安感や抑うつ気分の軽減にも効果が期待されます。
これらの効果はすべて相互に関係し合いながら、身体と心のトータルバランスを整える大きな力となります
【コールトゥアクション】
「慢性的な肩こりがなかなか改善しない」「姿勢や呼吸のクセが気になる」そんな方は、ぜひ一度ひばり鍼灸整骨院にご相談ください。
当院では、単なる一時的な肩こり解消ではなく、呼吸・姿勢・神経系・内臓機能までを含めた【全身調整型アプローチ】を行っています。整体・骨格調整・運動指導・鍼灸施術などを組み合わせ、根本改善をサポートします。
また、座位姿勢の指導や日常生活で意識すべきポイントなども、患者様一人ひとりに合わせて提案いたします。症状の「原因」から変えていくことが、真の健康への第一歩です。
肩こりだけでなく、「呼吸の浅さ」「睡眠の質低下」「集中力の低下」「自律神経の乱れ」などが気になる方も、ぜひお気軽にご相談ください。
相模原市にお住まいの方、また近隣地域にお住まいの方は、ぜひ私たちにお任せください。15年以上の臨床実績と、日々積み重ねている研究・勉強会によるデータと経験に基づき、最適なご提案をいたします。

【ひばり鍼灸整骨院(相模原院)】
・住所:神奈川県相模原市中央区清新1-6-1-1
・アクセス:JR相模原駅南口より徒歩7分(無料駐車場あり)
・公式LINE予約:相模原院LINE
ホットペッパー予約:相模原院ホットペッパー

【矢部駅前ひばり鍼灸整骨院】
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